どうして音がするの?
「風切り音」「笛鳴り現象」とも呼ばれ、冬の朝晩などに現れる“すきま風”
窓の枠と障子、ガラスを留めているパッキンなどの気密っ部分から風を感じる現象のことを指します。
どんな住宅でもあり得る現象の一つです。
築年数を重ねた住宅は、経年劣化によって歪みが出てきてしまうためすきまができやすくなってきます。また新築の住宅ですきま風を感じてしまうのは、施工に問題があるかもしれないため工務店へのご連絡をおすすめします。
窓の構造上、開け閉めをするための滑車が入っているためすきま風の全てを防ぐことはできません。
窓ガラスは壁よりも薄いため、音を通しやすく隙間ではない理由で音が聞こえてくる可能性もあります。
窓の気密性
窓は枠・ガラス・気密部品で構成されています。
窓の基本性能として「気密性」というものが備わっており、室内環境に影響を与えてしまうため大切な性能とされています。その性能は、窓や玄関などの枠とガラスの間からどれくらいの空気が漏れるかを表すものとされています。
「お家を建てるなら高気密」というフレーズはどこかで聞いたことがあると思います。なぜ高気密にするとよいのでしょうか。
・家のすきまが少ないことで、部屋の温度をできるだけ一定に保つことができる
・外気を防ぐため、断熱性能を保ってくれる
・結露などを起こしにくいため、住宅の寿命を延ばしてくれる
このようなことから気密性を高めることで、私たちが快適に暮らせる環境を作り出すことができるのです。
どんな時に音を感じやすい?
日本の季節的に温度差の大きい「夏」や「冬」が隙間からの風を感じやすいとされています。特に冬場は、室内に冷たい空気が入り込むため足元が冷えやすくなってしまいます。
大きく開け閉めをする「玄関」では、すきま風の原因を作りやすい現状にあります。扉自体の表面積が大きいため、太陽光を直接浴びてしまいます。室内外との温度差が歪みや熱膨張などと重なり摩擦が起きて異音がするサイクルができます。
経年劣化での歪みは調整やリフォームを必要としますが、この現象は自然に近いため対策が難しいとされています。
また、ルーバー窓もすきま風が気になってしまう原因の一つです。換気窓としてガラスが重なっている窓のためすきまが多く発生してしまいます。壁を壊さず窓の種類を変えることができるためリフォームもご検討ください。
すきま風を感じにくくするおすすめ方法
○窓の滑車を調整する
○隙間隠しテープを貼る
○集めのカーテンを使用して寒さをしのぐ
サッシ屋さんのおすすめ商品
○弊社が駆け付けて滑車や戸車の調整を行う
○内窓を付けて隙間風を防ぐ
○気密性の高い玄関へ取り換える